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RECRUITING

OFFICER MESSAGE

執行役員 渡邉 輝明

Teruaki
Watanabe

北里大学獣医畜産学部を卒業。新卒としてエンジニア系人材派遣サービス会社に入社した後に、ローコード開発を中心として幅広いDXを推進する株式会社パイプドビッツ(現スパイラル株式会社)に入社。その後、サイバーセキュリティ事業を展開する株式会社フーバーブレインでは、営業企画室長(執行役員)、NWセキュリティ事業部(取締役)を歴任。 2022年4月より株式会社アルネッツの取締役に就任し、2023年5月には代表取締役に昇格。経営全般を指揮し、営業・開発体制、間接部門の強化を行い、DX事業を二桁成長するビジネスへと牽引し、同社の持続的な成長に大きく貢献。2025年4月、FRONTEOによるアルネッツ子会社化により、FRONTEOのビジネスインテリジェンス・プロフェッショナル支援とアルネッツのDX内製化支援、システム開発分野を統括するDX事業担当執行役員に就任し、今後も成長が期待されるDX市場において、FRONTEOのDX事業を次のステージへ押し上げていく。現在、アルネッツの代表取締役も兼任

FRONTEOの最大の魅力は「変革期」であること。
だからこそ、入社後すぐにでもチャンスを掴める

さまざまな業態で培われた「想像力」と「咀嚼力」

渡邉さんは北里大学獣医畜産学部ご出身とのことですが、ITとは全く異なる分野ですね

大学3年生の時に経済的な理由で中退せざるを得なくて、復学のため働き始めました。朝は家電量販店で携帯電話を売り、夜はコンビニ勤務。仮眠を取ってまた家電量販店という生活でした。家電量販店ではある企業の携帯電話を全国で一番売ったんです。理由はその企業だけ歩合制だったから(笑)。

でもその現場こそ、ITに興味を持つきっかけでした。2000年代初頭はITバブルの真っ只中で、業界の盛り上がりはすごいものがありました。携帯電話を販売しつつ、その熱量を肌で感じ、「ITの技術者になりたい」という思いが芽生えてきたんです。

2年間働いて大学に戻り、卒業後の2009年にITエンジニアになるために就職しました。ところが、その前年にリーマンショックがあり、同期400人のうち半年で半分が辞めてしまった。その結果、営業に回されることになり、当時は落ち込みましたが、今思えば、そこで営業を3年経験できたことが大きかったですね。

その後はパイプドビッツやフーバーブレインを経てアルネッツ、そしてFRONTEOへ。かなり多彩な経歴です

大学時代の2年間のブランクのため、社会人の同期は2歳下。同い年は2年先輩になっています。人の2倍働いて、3年くらいで追いつこうという思いがありましたね。

パイプドビッツ(現スパイラル)では、5~15人の小さな事業体を任せてもらって、「アメーバ経営」(企業組織を小さな集団に分割し、それぞれが独立採算で運営される仕組み)のようなことを行い、ここでの経験で事業コンサルタントができるようになりました。またフーバーブレインでは事業改革のフェーズで参画し、執行役員として新サービスをローンチしました。

いろいろな業態を経験したからこそ、総合的な知識と視野が広がったと思います。一社に長く勤めていたら、絶対に得られなかった経験だと思っていますし、この経験が今の仕事に生きていると感じます。 その経験で得たのは「想像力」と「咀嚼力」。お客様の業務を聞き、自分なりに想像しながら咀嚼して、「こういうシステムが必要」と提案できるスキルです。それは、多彩な現場を間近で見てきたからこそできることです。携帯販売の経験も役立っていて、お客様が何に困っているのか、何を欲しがっているのか。言語化できない要望を聞き出す力は、あの時に鍛えられたと思います。

FRONTEOに必要なのは「料理人」と「翻訳家」

2025年4月にアルネッツはFRONTEOの子会社となり、アルネッツの代表取締役である渡邊さんは、FRONTEOのDX事業担当執行役員も兼任することになりました。FRONTEOとアルネッツの協働には、どのような意義があるとお考えですか?

ひと言で言えば、「インテグレーション」です。FRONTEOには素晴らしい研究者や専門家が多数いて、AI技術や業界知識の専門性は随一です。でも、それをシステムに落とし込んで、お客様のニーズにぴったり合わせる部分が少し弱かった。そこをアルネッツが担えると考えています。

アルネッツは1998年の創業から、ずっと企業の困りごとに寄り添ってきました。お客様の「こんな感じのモノ」という漠然としたイメージを汲み取って、1か月半くらいでベータ版、いわゆる試作品として仕上げます。そして「こんな感じですか?」と見せる。そこから調整を重ねて、具体化させていくスタイルです。 またソフトウェアもハードウェアも両方できるので、ワンストップで製品をつくることができます。新規事業なので数億円規模のビジネスが多いですが、むしろ小回りが利いて、細やかな対応ができる。それがアルネッツの強みですね。

渡邉さんの目に、FRONTEOはどう映りました?

FRONTEOは「製品が多く、住み分けがうまくいってない状態」という印象でした。ただし逆に言えば、整理してインテグレーションすれば化ける可能性が大いにあるということです。

FRONTEOの人たちは、本当にピュアで一生懸命。こだわりが強くて、頑張り屋が多い。研究者としての専門性や資質は素晴らしいのですが、「システムを作る」という視点では、もう少しサポートが必要だと感じました。そこにアルネッツのエンジニアが入ることで、お客様のニーズとFRONTEOの技術を繋げられると考えています。

もうひとつ必要なのが「料理人」と「翻訳家」です。

FRONTEOには優秀な研究者やエンジニアがいて、素晴らしい「食材」が揃っている。でも、それを調理して、一つの料理に仕上げる人が少ないように感じます。またお客様のニーズを聞き取って、技術者に的確に伝える、その間を繋ぐ「翻訳家」も不足しています。

もちろん、要件定義の難しさは理解しています。お客様は業界にある独自の常識を「当たり前」だと思っているから言語化してくれませんからね。だからこそ業界の常識を言語化し、システムとしてかたちにする人が必要なんです。そういう人がいれば、要件定義のフェーズを大幅に短縮することができますから。

求める人材は「面倒くさいことから逃げない人」

FRONTEOで働く魅力を教えてください

一番は「変革期である」ということです。今、FRONTEOは大きく変わろうとしています。だからこそ、中途で入社しても、翌年にはビジネスを引っ張っていく立場になれる可能性がある。長い歴史を持つ企業では得られないチャンスがあります。

それと、人材の多様性です。中途採用が多くて、大手企業出身者もいれば、ベンチャー出身者もいる。部署ごとに「色」が違うのが独特だと感じますね。それゆえにハマれば最高に楽しいし、ハマらなければ厳しい。でも、それに魅力がありますね。 統合後、もう複数の案件が並行して進んでいます。まだ手探りで進めているところもありますが、確実に前に進んでいる実感がある。楽しいですよ。

求める人材は「面倒くさいことから逃げない人」。仕事とは本質的に面倒くさいもの。でも、その“面倒くさい”を積み上げた先に、満足できる瞬間がある。その繰り返しが成長なんです。

私たちは今、とても面白いタイミングにいます。AIという最先端技術を持ちながら、お客様の細かいニーズに寄り添える体制を作ろうとしているのですから。面倒くさいことから逃げずに、一緒に満足できる人を待っています。

Text:Yoko Koizumi/Photo:Shintaro Yoshimatsu

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