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Shotaro

2007年、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に入社、12年半リテール営業を行う。その後本社広報部で広告宣伝業務に従事し、日興アイ・アールに出向。約3年間IR支援業務に従事。2023年住信SBIネット銀行にIR担当として入社。2024年9月にFORNTEO 入社、IR業務に従事する

企業価値を最大化できるのがIRの醍醐味。
変革期のFRONTEOだからこそ挑みたい

IRの重要性はどんどん高まっていく

証券営業から広告宣伝、そしてIRへとキャリアを積まれてきましたが、IRの仕事に魅力を感じたポイントは?

大学でコミュニケーションを学んでいたこともあり、会社をアピールする仕事に興味がありました。SMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)で約13年間、個人のお客様向けの営業を経験した後、本社の広報部で広告宣伝業務を担当しました。著名人をイメージキャラクターに起用したCM制作などを手がけ、15秒や30秒で企業の良さを伝える難しさと面白さを学びました。

その後、日興アイ・アール株式会社に出向してIR(Investor Relations、投資家向け広報)支援業務を約3年間経験しました。久しぶりに営業的な要素に触れながら、自分で支援の手法を考えて提案できる自由度の高さに魅力を感じました。お客様の課題を見つけ、解決策を提案し、喜んでいただける。他者からの評価、自分の中での達成感、そしてお客様の満足という3つの喜びが重なる瞬間に、やりがいを感じる日々でした。

なぜIR専門家としてのキャリアを本格的に選ばれたのでしょうか

IR支援業務もやりがいはありましたが、あくまでも“支援”なので、携わるのは企業のIR活動の一部分だけ。その限界に歯がゆくなり、もっと深く広く、IRのすべてを知りたい、中枢に立ち全体を見渡せる場所にいたいという思いが強くなってきました。

また、NISA、iDeCoがスタートし、東京証券取引所の改革といった追い風も吹いていました。上場企業には積極的な情報開示と投資家とのコミュニケーションが求められるようになり、IRの重要性はどんどん高まっていく。この流れは止まることはないだろうと確信し、「IR専門家」としてのキャリアを本格的に歩み始めたのです。

住信SBIネット銀行株式会社では、上場直後のIR立ち上げを経験されています

住信SBIネット銀行は、2023年3月に時価総額・約1500億円で上場するという大型案件でした。年間70~80社が上場する中で、1000億円以上で上場する企業は年に1~2社程度。そういう大きな会社で、1からIRを立ち上げる機会は滅多にありません。しかも1年間でIR体制を構築できた。これは私自身、大きな達成感につながりました。

変革期の企業で、本格的なIR戦略を展開できるチャンス

その後、FRONTEOへ転職された経緯を教えてください

1年ほど前にお声がけいただいたのが、きっかけです。FRONTEOは20年近く前に上場していましたが、これまで業績のブレが大きく、積極的にIR活動を展開できていない時期がありました。しかしライフサイエンス、経済安全保障といった事業が育ち、ちょうど会社が大きく変わっていくタイミングを迎えていたんです。

FRONTEOとしては、この変化を世の中に知らせたい、そのためにIRを強化したいという明確な意思がありました。変革期の企業で、私のこれまでの経験をすべて生かして、本格的なIR戦略を展開できるチャンスだと感じて入社を決めました。

IR業務の本質的な役割とは何でしょうか?

会社が上場する理由は、世の中に「持続的成長」を宣言するためだと思います。上場には、それを可能にするメリットが2つあります。

1つは報酬機能です。上場することにより創業者が経済的なメリットを受けるのはもちろん、今では一般的になってきましたが、持株会や譲渡制限付株式などで従業員も経済的なインセンティブを享受することが出来るようになります。それにより、優秀な人材を惹きつけることができ、会社がさらに成長していきます。

もう1つが資金調達です。会社の成長を加速させるには資金が必要ですが、これには銀行から借りるかマーケットから調達するか、2通りのやり方があります。日本ではこれまで銀行預金が中心の間接金融が主流でしたが、いま投資による直接金融へと大きく変化しています。上場するとは、この資金調達がしやすくなることを意味するのです。

その目的を達成するには、IRが不可欠です。せっかく素晴らしい技術やビジョンがあっても、それを広く伝えなければ、誰も投資してくれません。とはいえ、闇雲に広めるだけでは、優れた技術が第三者に見つかり、買収されるリスクもあります。だからこそIRは企業を守りつつ大きくするための重要な仕事なのです。

PRがイメージ訴求だとすれば、IRは数字とビジョンで勝負する「ガチンコ勝負」。投資家と夢を共有し、企業価値を最大化していく仕事、私はそう考えています。

必要なのは、課題を見つけて対処できる自律性と好奇心

FRONTEOで働く魅力をどう感じていますか?

FRONTEOの最大の魅力は、唯一無二の技術を持っていること。GoogleもAppleもAmazonも思いついていないアプローチで、事業を展開しています。でも一方で、いつか他社に真似されるとも思っています。だからこそ先行して企業価値を最大化させておきたい。

正直に申し上げると、この会社の時価総額は将来1兆円規模になると考えています。現在は約350億円ですが、特に創薬事業のポテンシャルは計り知れません。創薬の対象は全世界70~80億人の全人口です。世界の製薬会社の時価総額を合計すると100兆円、200兆円規模になります。FRONTEOはそれらの製薬企業に、「創薬のタネ」を提供できる可能性があります。今後3年間、IRによって時価総額の桁を1つ、2つ変えていきたいと考えています。

IR戦略チームにはどのような人材を求めていますか?

IRの経験は一切問いません。それより大切なのは、自分で課題を見つけて対処できる自律性と、好奇心です。

IRとは上場企業でなければ不要な役職です。日本の上場企業は約4000社ありますが、IR専任担当者は各社2~3名しかいません。専任の担当者がいない会社もあり、かなり希少な職種なんです。また企業によって伝えるべきポイントが違いますから、これというセオリーもありません。むしろ他社と同じことをやっていても企業価値は上がらない。だからこそ、普段から何か情報に接したときに「これはIRに使えるんじゃないか」と考え続けられる人、常に企業価値最大化を考え続けられる情熱のある人と働きたいですね。

これからやりたいことが山ほどあります。仲間が増えれば、もっと厚みのある戦略を展開できる。IR戦略を一から作り上げ、企業価値を最大化していく――こんなに面白い仕事はなかなかありません。いまがFRONTEOの可能性を世界に伝えられる、最高のタイミングです。

Text:Yoko Koizumi/Photo:Shintaro Yoshimatsu

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