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Eiji

ITソリューション事業会社にてBPR等コンサルティング、営業統括責任者等に従事したのち、米国シリコンバレーを拠点としたAIスタートアップに日本Region担当マネージャーとして参画。現職FRONTEOではAIコンサルティング、AIソリューション導入~サポートまで一気通貫で顧客に相対する部門を管掌

やりがいがほしい、本気でぶつかりたい──
そんな情熱を持った人をしっかりと受け止めていきたい

お客様の課題解決を専門的な知識と豊富な経験でサポートする

KIBITソリューション推進統括部について教えてください

現在、20名ほどのメンバーが在籍しており、組織は、AIコンサルティングチーム、データサイエンスチーム、カスタマーサクセスチーム、AIサポートチームという4つのチームで構成されています。それぞれが専門的な知識と豊富な経験を持って、お客様の課題解決に当たっています。

以前は10人程度の小規模な組織でしたが、この2年半で体制を整え、現在の形になりました。2024年7月からは、既存のお客様約100社強に対するサポート体制を強化するため、カスタマーサクセスチームを立ち上げています。これはより専門的なサポートを提供するために体制を見直し、刷新しました。

各チームが持つ専門性を活かしつつ、チーム間の連携も重視しています。例えば、AIコンサルティングチームのメンバーの中には、プロジェクトマネージャーであり、同時にデータサイエンティストの役割も担い、さらにお客様の現場でモデル作成から調整まで一貫して担当できる社員もいます。多様な能力を持つ優秀な人材が所属している部署です。

具体的な業務内容と、案件の進め方について詳しく教えてください

私たちの業務は、上流から下流まで幅広い範囲をカバーしています。まず上流工程では、お客様の課題を明確にし、そして具体化するコンサルティングを行います。そこからお客様の環境に合わせた要件定義、システム設計、そしてAIの実装へと進んでいきます。

AIモデリングについては、3カ月程度かけて、お客様と密にコミュニケーションを取りながら進めていきます。他社と比較した場合の特徴として、KIBITは少ない教師データで高い分類精度を発揮するAIアルゴリズムということだけでなく、ユーザー業務に適用するフィット感の高さも特徴です。週1回の定例会で解析結果をお見せし、フィードバックをいただきながら、お客様にあったAIモデルの適用を目的に、次のアクションを決めていきます。これらはデータサイエンティストの主たる業務になります。

当社のお客様のほとんどが、各業界の大手トップ企業で有るが故、高い期待やご要望を多数頂く機会があります。これらの対応を通じて得た現場の生の声をダイレクトで、開発現場に製品の改善や新機能開発のヒントとしてフィードバックできることも、当社の特徴だと思います。

技術だけでは貢献できない。丁寧な「仕立て」の作業で仕上げていく

部署の特徴や強みはどのようにお考えですか?

最大の強みは私たちが提供するKIBIT(キビット)というAIの特性と、特性を活かした豊富な実装の経験です。KIBITは少ない教師データでも高精度な解析が可能で、特に日本語の意味やニュアンスの理解に優れています。知るほどに本当にすごい技術だと思います。

ただし、技術だけではお客様の役に立つことはできません。われわれが本当に大切にしているのは、お客様の業務に最適なソリューションを提供するための、丁寧な「仕立て」の作業。私たちはそのために、チーム全体でデイリーレポートを共有し、メンバー同士が互いの知見を活かせる環境を作っています。

私が誇らしく思っているのは、POC(Proof of Concept:概念実証)の成功率が100%を維持していること。これは単なる数字ではなく、お客様の課題を確実に解決する能力を持っている証といえるからです。一度失敗したら二度目はありませんし、お客様だけでなく業界内での信用を大きく損なう可能性があります。この成功率の維持は当社の未来を左右する非常に重要な数字と考えています。また同一業界内での横展開の可能性を広げる可能性もあるので、ひとつひとつの案件を確実に成功に導くことを重視しています。

現在の課題と、今後の展望をお聞かせください

現在の大きな課題は、増加する案件に対応するための人員確保です。特にプリセールス領域での人員が不足しています。また案件の季節変動もあるため、その平準化も課題のひとつですね。多くのお客様が4月から計画を立て、夏頃に要件定義を行い、その後の導入というサイクルを取ります。そのため長期化・大型化する案件が増えていて、その対応も求められています。

こう話すと、「忙しそうだ」と思われるでしょうね。確かに仕事量は多いです。とはいえ、これらの課題に直面しているのは、むしろ成長の結果だと考えています。

私は入社して3年目になるんですが、1年目は課題解決、2年目は標準化、そして3年目の現在は高度化を目指す段階と捉えています。

標準化がさらに進めば、新しい展開も可能になるでしょう。例えば、現在100社を超えるお客様の事例やノウハウを、より効果的に横展開できるようになるはずです。そのためにも、現在の22名体制から30名程度まで組織を拡大していきたいと考えています。 また、データサイエンスチームを中心に、新技術の研究開発も進めています。週1回は新しい技術の読み合わせを行い、当社の製品に活用できる可能性を議論しています。特に金融機関のお客様は新しい技術への関心が高く、他社に先駆けた提案ができることが重要になってくるので、気を抜くことはできません。

AIの専門知識は必須ではない。大切なのは「お客様と向き合う姿勢」

人員を拡大したいとのことですが、どのような人材を求めていらっしゃいますか?

即戦力となる経験値のある方を中心に採用を考えています。必ずしもAIの専門知識は必須ではありませんが、パッケージ製品導入SEなどの経験があれば、その経験を存分に活かした仕事ができる部署だと思っています。

ただ技術以上に大切なのは、お客様と向き合う姿勢です。私たちのチームでは、一挙手一投足が重要です。定例会での資料の質、説明の内容、話し方まで、すべてがプロフェッショナルとしての判断支援の一部だと考えています。またお客様には統計学やデータ解析に精通された方が多く、そういった方々と対等に会話ができるようでないと、信用が勝ち取れません。お客様はすべてを見ていますからね。

私の方針として、トップダウンではなく、「やれそうだったらやってみる」という姿勢を大切にしています。目標設定は行いますが、その中で個人の裁量を重視し、チャレンジを支援する環境を整えています。

自身の可能性を広げたい、新しいことに挑戦したいという方には、非常に魅力的な環境だと思います。やりがいがほしい、本気でぶつかりたい、そんな情熱を持った人、当社はそんな思いを充分に受け止められる、そう思います。

Text:Yoko Koizumi/Photo:Shintaro Yoshimatsu