Hiroko
ソフトバンク株式会社、プラップジャパン株式会社など複数の大手企業で広報・ブランディング業務を経験。その後、起業し、グローバル大手企業からスタートアップまで数百社にわたる広報・ブランディング支援や、弁理士として知的財産戦略にも携わる。2025年2月、FRONTEOに入社。コーポレートブランディングやコミュニケーション戦略全般を統括している
ビジネスで社会課題を解決する、
FRONTEOの可能性を世界へ届けたい
想像を超えた、FRONTEOの技術力
2025年2月、新設の「広報ブランディング統括部」に入社されました

実は、エージェントから紹介を受けるまでFRONTEOの存在を知りませんでした。これほどの技術と実績を持ちながら、まだ十分に知られていない——広報・ブランディングの専門家として、とても興味深くチャレンジングな課題であると感じました。
とはいえ最初は正直、半信半疑でした。面接で聞いた内容を裏付けるため、信頼しているグローバル企業で働くトップAIエンジニアや、かつてUBIC(現FRONTEO)を取材した記者など、複数の専門家に意見を求めました。
調べていくうちに、FRONTEOの技術力と事業の社会的意義が極めて高いことを確信。実際に入社してみて、その想像をはるかに超えるレベルでした。世界トップクラスの技術力と人材が揃っていると感じています。
ビジネスの中心で、社会課題を解決する
FRONTEOの強みはどこにあると思いますか?
FRONTEOの強みは、産業構造を変えるほどの技術力と研究者が社内に存在すること、そして成長が見込まれる市場の中から、自社が最も社会に貢献できる領域を見極め、事業として展開していることです。
さらに、社会課題の解決とビジネスの両立を実現していること。これは非常に稀有なことだと思います。
多くの企業はCSRや寄付など、本業とは別の形で社会貢献を行います。しかしFRONTEOの場合、事業そのものが社会課題の解決に直結しているのです。この姿勢は、私たちの企業理念にも明確に表れています。FRONTEOは「Bright Value」という理念のもとに活動しています。それは、「専門家の知識・経験と最先端技術を駆使し、記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないための最適なソリューションを提供することによりフェアな世界の実現をもたらす会社である」という考え方です。
つまり、私たちはテクノロジーを通じて“正しく、フェアな世界”を支える存在でありたいと考えています。例えば、AI創薬支援プラットフォーム「Drug Discovery AI Factory(以下、DDAIF)」。現在もなお、効果的な治療法が確立されていない病気(アンメット・メディカル・ニーズ)が数多く存在し、医療格差も依然として深刻です。また、日本では医薬品の輸入超過額が5兆円を超える状況にあります。
DDAIFは、こうした課題の解決を支援するプラットフォームです。新しい薬の開発において、極めて新規性の高い標的分子の探索や、技術的ハードルを下げ、コスト・期間の短縮を支援することで、創薬の成功確率を高めることができます。その結果として、患者さまの健康と幸せに貢献し、医療格差の解消にもつながります。
さらに、こうした取り組みを通じて、創薬を日本の新たな基幹産業として発展させることも可能になります。日本発のAI技術によって、創薬の在り方そのものを変革し、国際的な競争力を持つ産業基盤を築いていけると考えています。
また、FRONTEOの原点であるデジタルフォレンジック技術も同様です。不正を発見するだけでなく、冤罪の防止や公正な社会づくりに寄与できる。FRONTEOの技術は、社会をよりフェアにする力を持っているのです。同時に、誰もがイノベーションを起こせるようにする“イノベーションの民主化”を実現するものです。
私たち広報ブランディング統括部の使命は「産業構造を変えるほどの技術力と研究者が社内に存在し、ビジネスと社会貢献を両立する稀有な企業であるFRONTEOの革新性と存在意義を、もっと多くの人に伝え、フェアな社会の実現につなげること」。そして、その取り組みを支えているのが、革新的なAIテクノロジーと、各領域の第一人者たちです。
*DDAIF:AIと創薬に精通したFRONTEOの創薬エキスパートが、KIBITの自然言語処理技術と独自の解析手法を駆使し、標的分子・適応症探索やその裏付けとなる仮説を提供するAI創薬支援サービス
グローバルブランド確立へ
今後のビジョンを教えてください

これからFRONTEOは、グローバルブランドとしてはばたいていきます。
いままでは国内でのブランド認知の強化に注力してきましたが、その基盤をもとに、今後は海外市場でも戦略的にブランド浸透を進めていきます。FRONTEOの事業領域である医療・経済安全保障・法務・コンプライアンスなどは、人種や国籍を問わず必要とされ続ける分野です。構造的に需要が減らない市場で、最先端AIを武器に挑戦できることは、非常に魅力的だと感じています。
成長意欲と社会への想いを持つ仲間とともに
どんな方と一緒に働きたいですか?
グローバルに活躍する上で、語学力よりも大切なのは「本質を理解する力」だと思っています。言葉の壁を越えて、社会課題や我々の提供価値の本質を理解し情熱をもって広め解決したいと思ってくれる方と一緒に仕事がしたいですね。そして、何よりも成長意欲と社会課題を解決したいという強い想いを持つ方。「日本発の社会課題解決型グローバルブランド」を一緒に築いていきたいです。
FRONTEOは創業20年を迎え、制度や環境も整っています。最先端技術の開発に集中できる一方で、ワークライフバランスも大切にできる。成長したい人にとって、理想的な環境がここにはあります。

Text:Yoko Koizumi/Photo:Shintaro Yoshimatsu
