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RECRUITING

ACTIVE GENERATION

Cross Talk_1

知識や経験よりも「学ぶ意欲」が重要。
お金のために働く人ではなく、
「やりたいことがある」人に向いている

  • Takafumi

    Takafumi

    総合理工学研究科
    情報システム学コース専攻 修了
    2016年入社
    経済安全保障室
    研究チーム

  • Shanchen

    Shanchen

    人文社会科学研究科
    国際地域専攻 修了
    2017年入社
    AIソリューション開発統括部
    ビジネスインテリジェンス
    研究開発チーム

  • Kenji

    Kenji

    薬学研究科 生命創薬科学専攻 修了
    2018年入社
    KIBITソリューション推進統括部
    AIコンサルチーム

  • Takumi

    Takumi

    基礎理工学専攻 修了
    2019年入社
    ライフサイエンスAI事業本部
    ライフサイエンスAI研究チーム

研究・開発・運用の分野で活躍する
FRONTEOの中核を成す4名

Topic.

01

過去の研究と現在地

KIBITの技術は素直に
「すごい」と思いました

皆さん、大学院を修了されていますが、研究内容から入社に至るまでの経緯を教えてください

Takafumi

私はWebインテリジェンスを研究し、Twitter(X)やネットニュースの解析を通じて、単語の使用傾向とSNSの特性との関連性を分析していました。当時からAIに興味があり、社会に直接役立つ仕事をしたいと考えていましたね。

Takumi

生物学が専門で、マイクロ流体デバイスという髪の毛ほどの細い流路を持つ装置で細胞培養を行い、細胞分裂の仕組みを研究していました。データ解析に興味があり、かつ社会的意義のある仕事を探していた時にFRONTEOと出会いました。

Kenji

私は ALSという神経変性疾患に関連する研究をしていました。具体的には、FUSというALS原因タンパク質がDNAやRNAにどのように結合するのかを研究していました。実験で細かな条件設定をしている時に、「これをAIが考えてくれたら楽になるのに」と思ったのがFRONTEOを知るきっかけでした。

Shanchen

大学入学のタイミングで中国から来日して、大学院では台湾の歴史・社会を研究していました。テーマは「戦後台湾における山東省籍の外省人第一世代の移民経験」です。私はフィールドワークの研究手法を用いて、彼らの台湾への移住過程と移民経験を解明する地域研究に取り組んでいました。就職活動中にFRONTEOのAIエンジン「KIBIT(キビット)」の説明を聞き、特にアジア言語に対応している点に魅力を感じました。

入社を決めた具体的なきっかけについて、もう少し詳しくお聞かせください

Takafumi

私の場合、日本企業でAIを扱っている会社を探していました。もともとはゲームAIに興味があったのですが、徐々に社会に役立つジャンルがやりたいと考えるようになって。当時、AI開発は外資系企業の方が進んでいましたが、私は日本企業が希望で、大きな組織で小さな仕事をするより、スタートアップ企業のようなところで新しいチャレンジを通して幅広い経験を積みたいと考えていました。そんなとき、AI関連の単語を検索エンジンで調べていて表示されたのがFRONTEOでした。まだ規模は大きくありませんでしたが、やっていることが面白そうでしたし、可能性を感じました。

Shanchen

私は当初、大学教授になることを目指していたのですが、博士論文の執筆にとても苦労して、これは自分には向いていないと気づきました(笑)。せっかく日本で勉強していたので、日本で就職したいと、外国人向けの説明会に参加したのです。そのときの人事担当の方が紹介してくれたのがFRONTEOでした。KIBITの技術に素直に「すごい」と思いましたね。研究中は大量の文献を読まなくてはならず、それでも求める答えや問題点を網羅できるとは限りません。KIBITの特徴はテキスト分析に特化している、しかも日本語、中国語、英語にも対応すると聞いて、これはすごいし面白そうだと、入社を決めました。

Kenji

私もShanchenさんと同じく、研究の過程で論文を大量に読む必要があり、そういう意味では皆さんと同じ苦労がありました。そんな苦労の最中に「AI  医療」と検索したら、FRONTEOが上位に出てきたのです。しかも単にAIを研究しているだけでなく、実際に導入実績があることが決め手になりました。

Takumi

生物学は、博士号取得でやり切った感もあって、別な分野をやってみたいという思いもありました。ただ自分としては、データ解析はしたい、という思いがあって、データ解析と社会的意義のようなものが紐づいているジャンルはないか、探していました。私はAIというよりも、むしろデータ解析ができる点がポイントでした。FRONTEOは専門性が高く、社会への貢献度も高そうだと感じたことも後押しになりました。

Topic.

02

やりがい

お客様が実際に使ってみて
「前より良くなった」という評価

現在はどのような業務を担当されていますか?

Takafumi

経済安全保障室で、サプライチェーン解析、株式支配ネットワーク解析、研究者ネットワーク解析の3つの製品開発を担当しています。例えば、製造業のお客様の場合、調達している部品や素材に関する様々なリスク──特定の国家の製品の使用率や児童労働の関与などですね、そうしたネガティブな要素を分析し、より透明性が高い、良好なサプライチェーンの構築に役立てることができます。

Kenji

私はKIBITソリューション推進統括部で、データ解析業務のプロジェクトマネージャーを担当しています。データ解析の結果報告や、KIBITの運用支援など、導入から保守まで一貫してサポートしています。特に、お客様が実際に使ってみて「前より良くなった」という評価をいただけた時は、大きなやりがいを感じます。

Takumi

現在はAI創薬に携わっています。疾患と遺伝子の関連性を予測するモデルを開発し、従来の手法では見つけられなかった新しい治療ターゲットの発見を目指しています。ただAI創薬のジャンルは世界中で注目されていて、名だたるグローバル企業も参入しています。そうした企業に対して、「いかに勝つか」といったところを考えつつ実装する必要があります。社会的意義も大きいですが、敵も大きく、競争相手も多い。なかなか大変です。

Shanchen

AIソリューション開発統括部で、KIBIT製品の開発チームのプロジェクトマネジメントを担当しています。Kenjiさんの部署がもっともクライアントとの接点が多く、われわれの部署はKenjiさんの部署と協力しながら、主にお客様の要件に基づいて、開発を進めています。一番重要なのは、お客様の要望をしっかり理解し、合意済のスケジュールに沿って遅延なく製品開発に反映させること。関わる事業の分野が多岐にわたるので、ドメイン知識を増やすことが私の課題ですね。

Topic.

03

FRONTEOの現状と未来

自分で考えて積極的に
動ける人が活躍できる

FRONTEOの特徴はどこにありますか?

Kenji

自社開発のAIエンジン「KIBIT」を持っているという点が大きいですね。これが揺るぎない軸となっていて、お客様との関係性も明確で、ビジネスを構築しやすい。また、営業、開発、データ解析など、様々な部署が連携してプロジェクトを進めていくので、AIビジネスの全体像を学べるという点もユニークだと思います。

Takafumi

連携できるという点においては、例えば最近の案件では、Kenjiさんが持ち帰ってきたお客様の課題に対して、Takumiさんが解決方法を考え、私がプロトタイプを実装。Shanchenさんのチームで製品化して、そしてKenjiさんのチームが運用支援するという流れがありました。このように、提案から研究、開発、運用まですべて社内で行えることも強みだと思います。

Takumi

スピード感も特徴的ですね。特にAI創薬など新規分野では、世界的な競争の中で迅速な意思決定が求められますが、当社はそれに柔軟に対応できています。ただ、そのスピードに対応するのに苦労することはありますが(笑)。

一同

確かに!

Shanchen

IT系はドライな印象があるかもしれませんが、ここはモノをつくる現場で、熱意を持って取り組まなければ、完成には至りません。形あるもの、ないものを問わず、エンジニアは基本的にモノづくりが大好きで、そこはわれわれも一緒です。コロナ禍を経て、働き方が変わったことで、つくる過程や関わり合い方への変化はありましたが、できた瞬間はやっぱり嬉しいですね。そういう気持ちが共有できる場所だと思います。

Takafumi

KIBIT製品にはいくつか種類があるのですが、比較的オンプレ(ユーザー企業が自社内でサーバーやソフトウェア等を保有し運用する形態)での導入に対応しやすいのは魅力ですね。実際に大手の金融機関を始めとして多数の実績があります。

Kenji

他社の日本語解析力や技術も向上しつつあって、お客様としても、どこがいいかを判断したいところです。そこでわれわれには伏せて、比較検討することもあるようですが、「やっぱりKIBITが一番」という評価をいただけています。

働く環境についてはいかがでしょうか?

Shanchen

リモートワークを活用して、柔軟な働き方ができることにメリットを感じています。私の場合、中国に家族が暮らしているのですが、昨年末から、父が体調を崩して、帰国することが多かったのです。その際、中国でもリモートで業務ができないかと思い、会社に相談しました。この働き方は、FRONTEOでなければ難しかったかもしれないと感じています。また、チーム内には海外のメンバーも多く、グローバルな環境で仕事ができます。

Takafumi

FRONTEOの特徴として、やりたいことにチャレンジできる環境がありますね。私の場合、経済安全保障という新しい分野に挑戦する機会があって、そこで見出した可能性を形にすることができました。

Kenji

上司や先輩方のサポートも手厚いと感じています。私の部署では、コロナ禍で一時的に人員が減少した際も、現在の上司が組織を立て直してくれました。個々の成長をしっかりと見てくれている環境です。

Takumi

パワーがあって、プロジェクトをグイグイ引っ張ってくれる方がいて、イヤな仕事も率先して引き受けてくれる。そういう上司がいてくれるおかげで、こちらも仕事がしやすいですね。FRONTEOにおいては、知識や経験も大切ですが、何より「学ぶ意欲」が重要だと思います。

Shanchen

Takumiさんのおっしゃる通りですね。また、お金のためだけでなく、「何かやりたいことがある」という方が向いていると思います。

Takafumi

私も同感です。当社には4つの事業部がありますから、最初の配属先が合わなくても、他の部署で活躍できる可能性があります。また、与えられる裁量が大きいので、自分で考えて積極的に動ける人が活躍できると思います。

Text:Yoko Koizumi/Photo:Shintaro Yoshimatsu