古田 誠 リーガルテックAI事業本部 高度情報解析課 部長
2022年2月9日

久光 徹

行動情報科学研究所 研究開発チーム 部長


人生100年時代のチャレンジ

2020年5月にFRONTEOに入社しました。前職を60歳で定年し、65歳まで嘱託でいることはできたのですが、人生100年時代、中途半端な時間を過ごすより、少しでも早く第二の人生にチャレンジしたいと思いました。そして縁あって出会ったFRONTEOで新たな道を切り開きたいと思い、お仲間に加えて頂きました。


自然言語処理による事業

前職では基礎研究の部署から、顧客・事業部と共に新事業創成活動を行う部署まで、ずっと研究所の所属でした。専門は自然言語処理で、この分野がいかに事業化しにくいかを身をもって知っていました。セカンドキャリアを模索していた時、守本社長とお話する機会を得て、FRONTEOがKIBITやConcept Encoderなどの自然言語処理AIエンジンを使って事業を行っていることに驚くと共に、守本社長のビジョンに共感し、FRONTEOで研究開発を通して事業に貢献することに、セカンドキャリアを賭けようと思いました。

経済安全保障への取り組み

偶然ですが、入社して間もないタイミングでFRONTEOとして経済安全保障に取り組む方針が打ち出されました。それ以来、経済安全保障を事業化するための研究開発に取り組んでいます。今でこそホットワードとなっている経済安全保障ですが、当時はさほど注目を集めていたわけではなく、全くゼロからのスタートでした。はじめはOSINTサービスと呼んでいましたが、試行錯誤しながらSNSや報道の分析から始め、20年10月にサービスローンチをニュースリリースしました。ゼロベースで始めた研究を5ヶ月でローンチということに、FRONTEOのスピード感を実感するとともに、「面白い!入社して良かった」とつくづく思いました。


経済安全保障に関する解析の面白さ

お客様から頂いた様々な課題に夢中で取り組むことを通じて、徐々に分析技術と手順ができてきました。それを形にしたのが、経済安全保障向けのAIエンジン「LooCA(ルーカ) Cross(クロス)」と、これを用いてサプライチェーンを解析する「Seizu(セイズ) Analysis(アナリシス)」というシステムで、2021年10月にリリースし、サプライチェーンネットワーク解析サービスの提供を開始しました。さらに11月には株主支配ネットワーク解析サービス、12月には、最先端技術・研究者ネットワーク解析サービスをリリースすることができました。この経済安全保障分野での解析はとても刺激的です。複雑なサプライチェーンネットワークの中に隠れている懸念組織とのつながりやチョークポイント、膨大な持ち株関係のネットワークの中で遠くから影響力を持つ隠れた支配者、研究者のネットワークを通じて見えてくる組織間の思わぬつながりなど、誰でも入手できるデータから、誰も見たことのない風景が見えてくるのはとてもエキサイティングです。我々の分析結果が、経済安全保障にかかわる国のルール形成につながる可能性も感じており、大きなやりがいを感じています。

小さなチームでも素早く結果を出す

私の研究チームには多くの研究者がいるわけではありませんし、全員経済安全保障という分野は初めてでしたが、それぞれが自分のできることに力を尽くし、お互いを尊重し合って一体となって動くことで、チームとして非常にスピード感を持って機能してきました。必ずしも自分の専門ではなくても、与えられた状況でそれぞれが何をなすべきかを考え、動いてくれるチームメンバーには、感謝とリスペクトでいっぱいです。皆と共に事業を大きく育てることで、皆の努力に報いていきたいと思います。


いつでも新たな挑戦を始められる

私は前職で定年という人生の大きな節目を迎えるにあたって、人生100年時代の生き方を「我が事」として真剣に考えた結果、それまでのキャリアを離れて新たな一歩を踏み出し、経済安全保障という大きなテーマに全力で取り組んでいます。そしてこれを、FRONTEOの次のステージで、リーガルテックAI、ビジネスインテリジェンス、ライフサイエンスAIに続く柱に育てていきたいと思います。人間はいくつになっても新たな挑戦ができることを、身をもって経験しているのは大きな喜びであり、FRONTEOとの縁に感謝しています。

FRONTEOの企業理念

FRONTEOは「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さない」
ソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現します。